コミュニケーションが難しいスタッフには

コーチングセッションの中で、特定の部下の育成や

コミュニケーションについてのお悩みを伺うことが何度かありました。

 

  • 何度同じことを伝えても直らない
  • 自分の欠点や誤りを認めない
  • 1on1を設定しても本音で話してくれていない気がする
  • もうお手上げ!

 

その解決策は、結論から言うと、部下のやる気を上げて改善のための行動を

本気で起こしてもらうことなのですが、、、

それには、

  • 否定せず、傾聴する。
  • 部下の良い部分を承認する。
  • 何を話しても安全という信頼関係を作る
  • 部下の本音とやる気の元を見つける
  • 会社のゴールと部下の目的との共通する部分を探す

 

私がカスタマーサービスでトレーニングマネージャーをしていた頃、

中々伸びずにいた若い女性スタッフがいました。

本人に悪気はないのですが、状況判断に問題があり、

なぜかお客様を怒らせる対応をしてしまうのです。

指導者を何人か変え、手を変え品を変えてみても変わらない。。。

指導担当は「彼女は自分が悪いと思っていないのです」と言います。

とうとう、ディレクターから退職を促した方が本人のためではないかと

私に相談がくるところまで行きました。

 

そのスタッフは販売サイトのシステムの使い方がとても得意で、人より説明が上手でした。

そこで、私は「システムの新しい使い方を見つけるのがとってもうまいね!」

と声をかけてみたところ、少しずつ心を開いてくれました。

そうして、自分が不得手な部分を認め、

会社の中で自分がどうなっていきたいかを見つけ、

改善していきたいと素直に話してくれるようになりました。

現在、彼女はカスタマーサービスのリーダーの一人として活躍しています。

 

コーチングセッションで話してくれた上司の方々はそれは皆さん、

真摯に部下のことを考えていらっしゃいました。

腹を割って話そうと何度も試みてもいました。

しかしながら、人事権を持っていたり、評価する側であった場合、

どうしても部下は警戒してしまい、

本当の意味で信頼関係を築くのに時間がかかるようです。

 

そういう意味では、第三者としてコーチに間に入ってもらうことも

良いのかもしれないと改めて思いました。

本当は温かい上司の方々の思いが届くといいな。。。

 

 

写真は私のイメージコンサルタントの大師匠に

教えていただいた鳩居堂のお香です。

伽羅、沈香、白檀の香が

ジメジメした梅雨の季節を爽やかに整えてくれます。